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かえるすたいるの田んぼ2013報告–鹿児島で自然農、自然栽培のお米 [田]

こんにちは。
わたしたち「かえるすたいるYamada野菜」は今年(2013年)は5反強の田んぼで稲作してました。
やっと田んぼも一段落してきました。
そんな2013年の田んぼの様子を紹介します。

不耕起で無肥料、無農薬の自然農の田んぼでは古代米3種類、黒米・赤米・緑米と香り米、またヒノヒカリを育てていました。
また、耕した田んぼもあります。そこは無肥料、無農薬の自然栽培の田んぼです。
これらの田んぼではヒノヒカリ、ササニシキ、餅米を育ててました。

まずは今年のお米の案内を作りました。値段や種類とかはこちらに書いてあります。
お米のご案内2013.jpg
種まき、苗づくり、畦塗り、田植え、草取り、稲刈り、乾燥、脱穀、選別、籾摺まで気持ちを込めてお米と向き 合ってきたこの一年。行程のほとんどを手作業で行ってきました。その頑張りは、お客さんに私たちの 美味しいお米を食べて欲しいという気持ちからです。私たちのお米はお客さんの“食卓”を幸せでいっぱいにするために 生きてきました。食べていただけたら幸いです。

今年の田んぼの様子は7月までの分はこちらにも掲載しています。
http://yamadayasaii.blog.so-net.ne.jp/2013-07-26

苗づくりは種籾を苗代に蒔いたり、昨年のこぼれ種を植え替えたりしてます。
苗を他人任せにせず自分たちで種から育てることが大事だと思います。種もほとんど昨年から繋いでいる種です。
4月、田んぼに設えた苗床で寝る娘。こらこらそんなところで寝てたらお米さんが芽出せないぞ。
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今年はポット苗にも挑戦。やり方がよくなかった。来年はうまく使いこなせそう。
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6月中旬から田植え。、田植えも手植えで全てこなしました。稲は一本植えです。条間40㌢、株間30㌢で植えたところが多いです。5反を全て手植えで行いました。耕した田では2人で1反を1日くらいで田植えしてましたが、不耕起の田んぼでは1反を2人で1週間かかりました。バールでいちいち穴をあけて植えてますから時間がかかります。一本一本を力強く育ててから植えていきます。最初ササニシキなどは植えても小さすぎて見えないくらいでした。
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どろんこキッズ達が田んぼではにぎやかです。
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田植えは本当に楽しい作業です。でも、さすがに5反もやってると体がバキバキに疲れてます。隣では機械で植えてる人が1時間程度で作業を終えて帰っていきます。機械すごいです。

7月8月と畦の草刈りを行います。
これをきちんとしていないと畦が弱くなるので、大雨などがくると崩れる可能性があります。
畦の草刈りは草刈り機という機械の力を借りています。

さて、7月も後半になると1本ずつ植えた稲が急成長しています。
見えなかったササニシキもこんなに大きくなりました。
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古代米もここまで大きくなってます。こういった田んぼの中の草取りは全て手作業です。
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あ!なんとゲンゴロウがウチの田んぼに!!これは最高のプレゼントでした。生き物の拠り所となるような田んぼを目指している僕たちは大喜び。カエルももっともっとたくさんウチの田んぼで繁殖して欲しいです。
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田んぼも9月になると黄金色です。実りの秋です。昨年は…見る影もなかった田んぼですが、今年はたくさんお米がついています!やったーー!
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さて、9月も後半になると稲刈りが始まりました。古代米は全て手刈りで頑張りました。
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古代米の田んぼでは何年か前に交雑したハイブリッド種がこぼれて芽を出し、こんなに成長しました。
すごい生命力です。
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もちろん今年は全て手刈りでやってたら年越しちゃうぞということで機械も半分くらいの田で使いました。
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そして天日に干して乾燥、熟成させます。これでお米がより一層美味しくなります。
コンバインで収穫すると、あとで乾燥機に入れて乾燥させることになりますが、うちは太陽にしっかりあてて追熟させてます。
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この後、足踏み脱穀機を使って脱穀したり、唐箕にかけたりしてやっと籾の状態になり、これを籾摺機にかけて玄米にするわけです。
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すべて手作業だとやはり年越しちゃうので今年は機械も借りて脱穀したところもあります。

そして私たちがかえるすたいるYamada野菜の代表と副代表です。今年も頑張りました。来年はもっともっと頑張ります!!また応援お願いします!
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ちなみに今年は①(最初の案内に載っている番号です。)の米がおよそ500kg、②が150kg、③が50kg、④は種類のもよりますがそれぞれ30kgずつぐらい、⑤は100kgくらい穫れました。もしこれらが全部売り切れたら100万円程度の売上げになります。(全部売り切れたらですが…!!)
うーん1年間必死に結構限界かなーってくらい頑張ってやってきましたが、計算してみるとこんなもんなんです。本当は①のお米を1000kg収穫するのが今年の目標だったので、まだまだだなって感じです。
お米農家ってやっぱりなかなかどうして結構大変です。
でも、これでも昨年より大進歩です。昨年は目も当てられない量しかとれませんでしたから。

それと、お金じゃない喜びが田んぼと向き合っているとあります。お客様にもウチのお米を食べてもらえるのがすごく嬉しいです。自分で刈取ったお米を食べる時はなんとも言えない喜びがあります。もう私たちの暮らしには田んぼがなくてはならない存在になっています。
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だから来年も、再来年も田んぼをします。




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