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農家になる前にした準備の話 [伝える]

農業を初めて今年で10年目になります。
10回目の田んぼ、春夏野菜がそろそろ始まっています。


自分たちは生き物を守る人になりたいと思って、農のある暮らしをはじめました。
ここ、鹿児島の垂水に引越したのは2010年の9月です。

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それからは今の家に台所と風呂がなかったので、小さい家を母屋にくっつけて建て(4ヶ月くらいかけて、といっても今でも完成しているのか微妙ですが笑)生活環境を整えました。
「家を自分で建てる」はずっとやりたかったことです。
マイホームを建てるというのは人生の出費の中でかなりのウエイトを占めると思っていたので、安くできたら人生の負担も減るし、自分で建てるのはとっても魅力的な気がしてました。楽しそうだなって。


今日はこの垂水に引っ越す前に色々準備していたことを記録しておきたいと思います。



あ、ここからはしばらく自分(一生です)だけのことになってしまいますが。

ずっと遡って中学生のころ。15歳
将来は環境問題に何かしらの貢献ができる人になりたいと思い、農業高校へ進むことを決意します。
広島に住んでいいて、家族で東京へ引越し、杉並区の農芸高校へ通います。
ぶっちゃけ、農業したかった訳ではないし、あんまり自分が思っていた環境とも繋がるかなという部分もありませんでした。
実習も果樹園は森みたいで好きだったけど、畑はあんまりでした。
果樹園のなし、食べまくったなー。。
まあ、将来農家になるなんて、全く思うことなく卒業。
先生に紹介してもらって、環境全般のことが学べる専門学校へ進学します。


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環境工科専門学校18歳
https://tce.ac.jp/
正直とっても面白かったです。
毎日騒いでいただけのような気がしますが、やっぱり山での実習とかカエルが好きになったのもこの学生時代です。栃木の市貝で里山の生き物の調査をしばらくやっていたのですが、将来はこういう里山に住みたいという気持ちが芽生えたのを覚えています。



卒業後、一年地球温暖化防止活動推進センターで働きます。20歳
https://www.jccca.org/
この頃の先輩が教えてくれた、「自然農法」が僕の未来を変えたと思います。

里山の生き物を守る暮らしを、生き物に優しい農業をしながらできるかもしれない。
そんなことを感じました。
あの時市貝で、こんな里山に住みたいと思っていたことを、実際にやれるかもしれない。
ワクワクしました。
自然に寄り添った農業は、高校の時にやっていたそれとは全く別物のように思えました。
自然を守る生き方と農業がうまく噛み合った気がして。

そこからは、東京にいながらどこに住むか考えました。
藤沢にあったナチュラルハーモニー・プランツにも通って、そこで岩崎さんちの種取り家庭菜園を買ったのもここだし、福岡正信さんの自然農法を買ったのもここだったし。
河名さんに初めて会ったのもここ、高橋さんともあって、大根の話めっちゃ面白かった。
グルッペでは鹿児島の有機農業組合の本や、田舎暮らしした時用の「手作りのすすめ」って本も買って、味噌や醤油を作っている自分を想像した。


でも、いきなり就農とはいきませんでした。
どこに住むかも決まらないし、どうやって農業初めていいかもわかりませんでした。
というか、一度、世界も見てみたいということで、兄貴も行っていたし放浪の旅に出ようかとしていた頃です。


そして、まず、結婚します。え?
専門学校の頃から一緒にカエルを追いかけていた娘と付き合っていて、子供もでき、結婚することになります。
という訳で、まずは働かなきゃということで、奄美大島に移住することを決意します。旅なんか行く暇ないで!

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そこでマングースバスターズという仕事をしていました。21歳
https://www.env.go.jp/nature/intro/4document/files/r_amami.pdf
奄美に元々いた生き物を守る仕事です。
専門学校時代からカエルが好きで、奄美にもずっと行ってみたいと思っていたので、この仕事に決めました。
21歳で結婚とともにこの島に移住します。
好きな仕事しながら、就農資金貯めるという算段です。

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4年で200万円くらい貯めました。
月の手取りが15万〜18万とかだったので、妻子供いて毎月5万円くらいは貯めたでしょうか。
貧乏暮らしが目に浮かぶようでしょう。
でも、楽しい4年間だったなー!

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あと、畑もやってました。種取りもこの頃からやり始めています。

でも、ラチがあかない。
やってみて、本当に一生かわかんないけど、本腰入れてやりたいと思う場所でやらないとラチがあかないと思いました。
結局どっか引っ越すと思いながらやってて、全然気合が入らない。
仕事しながら、毎週遊びに行って余った時間でちょろっと畑とか全然だめでしょ。
結局仕事して、お金は入ってくるから死に物狂いで野菜作ろうとかはなくて。
趣味の園芸。
何もかんも捨てて、身一つ、裸一貫で、立ち向かわないとダメだ。
飛び込んでみてあとは野となれ山となれだ。


この頃、市立図書館にしょっちゅう行って、農業関係の本を読み漁りました。
家を建てる本も。
あとね、大事な人が死んだりして、 人生短かっ!って思って、1秒でもやりたいことやらなきゃって思いました。
奄美大島に住んで4年、鹿児島県垂水市へ引っ越します。



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垂水に引っ越してすぐ、家の中にヤマカガシ出現。
捕まえたら口の中からヒキガエルが!の写真笑

私たちは全く研修も受けずに、農業初めてしまいます。
クセが強かったんですね。
自分たちがやりたい農業やってる人いなかったんで、研修も意味ないと思ってしまいました。
結局色々学んでも、自分とこの畑では全然違うもんだろうと思っていたし。


ここまでで、5年くらいずっと、農家になろう!と思って準備してきました。
というか、農業高校行ってとこととか考えるとずっと準備してきた気もします。
そのころは何も考えてなかったですが。

四年間で貯めた200万円は軽バン120万円で買って、あと80万円は家建てるのに使っちゃいました。あとは失業保険やらちょくちょくバイトしながらやりくりしてました。
でも、貯めて置いてよかった。なかったら始まってなかったですね。


なんだかんだ、最後はエイヤっ!で農家になってしまいました。
そして、なんだかんだ今のところ生き延びています。
人生、準備しすぎて準備で終わることもあると思います。
でも、準備しなさすぎても続いてなかったと思います。

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一年目の田んぼ、不耕起で去年の株から芽を出し収穫まで漕ぎ着けました。
田植えもせず、稲刈りをしただけ。
なんてビキナーズラック!
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まだまだ生き物を守る暮らし、ちゃんとできているかわかりません。
準備を大事にしつつ、結局エイやって乗り切っていきたいと思います。

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これまでのお米づくりを振り返りながら、どうやったらお米を買ってもらえるか考える [伝える]

山田家ではこれまで7回お米づくりを行ってきました。
田んぼでの出来事もこれまで色々ありました。
よかったらこちらをどうぞ!
http://yamadayasaii.blog.so-net.ne.jp/archive/c2302283047-1


皆さんは毎日どれくらいのお米を食べていますでしょうか。
うちでは一升以上食べていると思います。
皆さんはどんなお米を食べてますでしょうか。
汗が滲むような思いをして育てられたお米は、やっぱり美味しいように思います。
うちでは1kgあたり800円程度でお米を販売しています。
思いを込めて育てています。
大規模に育てられたお米もいいですが、機会があればこの小さな農家のお米も年に一度くらい食べていただけたら嬉しいです。



最初、私たちは鍬一本で2反の田んぼから農業を始めました。

今では面積は10倍、機械もトラクターやら田植え機やら色々揃ってきました。
そこで、これまで田んぼでやってきたことを振り返って見たいと思います。


まずは不耕起で鍬一本、鎌一本から二反のお米作りを始めます。(2011)
なかなか田んぼを貸してもらえずに2年がすぎます。
耕しはじめて田んぼが貸してもらえるようになります。(2013)
その後は
『6反、全部手植え、手刈り、ハザかけ天日乾燥、足踏み脱穀、唐箕かけ選別(2014)』とか
『全て手植えで1町(2015)』とか
『全てハザかけ天日乾燥で二町超え(2017)』
今でも除草は手作業です。

2014年まではほとんど化石燃料に頼らない稲作ができてましたが、そこからは面積が増えて(いや、増やさないと収入的に無理だったわけですが)機械化が進んできています。

最初の年のお米の収穫量は多分200kg(籾)とかだったかと思います。
今では6,000kg(籾)とかをとっているので、大きく変わってきたなーと実感します。

2017年も期せずして面積が多くなり、二町の面積を全て掛け干しして天日乾燥するという伝説を作りました。(いや、よくわかんないって言われるかもですが)
これくらいの量を掛け干しされている方って全国にどれくらいいらっしゃるのでしょうか。
苦労を語り合いたいと思ってしまいます。

しかもうちは妻と二馬力で仕事しています。
さすがに田植えや稲刈りの時は小学生組みの息子たちも加勢してもらいますが。基本的には二馬力ですが。

昨年は妻が妊婦さんで、稲刈り時はお腹まん丸の臨月!臨戦態勢突入で稲刈りに突入して行った山田家でした。
それでもたくさんのお手伝いをいただいてなんとか全てハザ掛け終了した時には本当にホッとしました。
大きなお腹を抱えて稲刈りはかなりきつかったと思います。
同時に妊婦でこれだけ田んぼに出られる人は、日本でも数人しかいないのではと、妻の常人とは思えない働きぶりに驚いたことは、また改めてブログで記したいと思います。

稲刈りと、脱穀が一通り終わり、地域の豊年祭が終わってお腹の中から次女が産まれてきました。
子供は宝ですね。


さて、そっからが大変です。
2016年産のお米は実は余りました。
多分500kg(籾)くらい余りました。
うちでも今まだそのお米を消費したり、鳥の餌にしてます。
こらまずいぞと、2017年はさらに収量が多くなってるので、本気で販売して行かなきゃ相当な在庫を抱えたまま2018年の新米時期になってしまう!と焦っております。

結構定期的に買ってくださっているお客様もいるのですが、今後どうやったらお米を販売していけるかなと思案しています。
大きなお腹抱えて頑張ってくれた妻の姿が浮かびます。
彼女の頑張りを無駄にしない為に頑張って売って行かなきゃ!!
頑張ります!

とはいえ、どこかお店などに使ってもらわないとまずいかもしれません。
一つ一つ取り組んで行きます。


育ててる自分からすると、正直1kg800円の無肥料・無農薬・ハザ掛け天日干しのお米の値段はかなり安いと思います。手がかなりかかっていると思います。
でも値上げはできないですよね。
でも値下げもできない。
お米の価値をきちんとつけてあげたいです。ここまで頑張って育ってくれたので。


参考までにどんな経費がお米づくりにかかるのかを書き出して見ます。
・機械代(トラクター、田植え機、稲刈り機、草払い機、穴あけ機、脱穀機、軽トラの減価償却費)
・燃料代(機械を動かす際、軽トラのガソリン代)
・地代(田んぼ借りているのでかかってきます)
・消耗品代(草刈機の刃や、手袋、収穫時に稲をくくる紐、苗箱などなどたっくさんあります)
・米袋代(収穫した籾を入れる袋や玄米にした商品を入れる袋代)
・備品代(米保管庫など)
・外注費(籾摺り代、断然仕上がりがいいので最近は精米所でやってもらっています)
・水利費(水を利用するのに必要なお金)
・保険代(田んぼにかける保険代)
・人件費(ここがすごいです。もう計算できないくらい。自分への給料とかないです。)
と、こんなくらい経費かかっています。
大規模にやってれば1kgあたりにかかるこの辺の経費が薄まってくるので、安くで販売できるわけですね。なので面積拡大、拡大で効率を求めるわけですね。
でもやればやるほど儲かるわけではなくて、損益分岐点はもちろんあると思います。
色々見てると、やればやるほど経費がかかって、大変なことばかり。
体を壊す人も多いと思いますし、大規模にやってた人が引退した時の地域へのショックというか、どうやってその田んぼを維持するか問題も噴出することになります。

参考までにこちらのリンクをどうぞ
http://www.nouminren.ne.jp/newspaper.php?fname=dat/201204/2012043002.htm
http://ing-hompo.com/modules/post/index.php?content_id=74
http://yamatohiro.com/agri-income

これじゃ米なんて買ったほうがいいです。
稲作農家なんてなるもんじゃない。
真っ当な値段のお米を販売して、真っ当な値段で食べてもらえるような工夫をしていかなければ、稲作農家は死にますよ。これじゃ。
えっと、とにかく、販売するところが本当に大変だなと。
ここまで数年”栽培”に難ありだったんですが、こうなってくると”販売”に力入れないと!という山田家の現状を今回お伝えできていたらいいなと思います。

いや、まあとにかく、色々な場面で食べてもらえるように頑張って営業して行きたいと思います!
なんか、うまくまとまりませんでしたが、どうぞよろしくお願いします!

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2018年始まりました! [伝える]

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みなさま
新年あけましておめでとうございます。
本年もかわらぬご支援、どうぞよろしくお願いいたします。


2018年の目標は「やってやれない事はない」という事で貪欲に頑張っていきたいと思います。


ブログもログインしなさすぎて、「ようこそゲスト様」などと画面に挨拶されてしまいました。
こちらは「かえるすたいるYamada野菜」でございます。
九州の食卓さんのサイトhttp://www.9syoku.net/にもブログ作成しなきゃなのですが、自分のところすらままならずすみません!
最近お餅の紹介もしていただいております!

2017年はみなさまには大変お世話になりました。
同年の大きな目標は「きちんと休む」ということでしたが、なんせ妻が妊娠・出産ということがあり、僕が休む時間は全くありませんでした。
こんなにハードだと、この先何十年も体が保つでしょうか。
ですが、子宝も昨年11月に5人に増え、山田家の生産能力はまたまた上昇!
何にも変えがたいものを授かったこと、昨年大変だったこと全てがチャラになるほど、感謝の気持ちでいっぱいです。というわけで、これだけ子供がいればもう大満足。次はありません!!笑
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新年二日目に書初めに久しぶりに挑戦!
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机に向かって書くことに集中するなんて、何年ぶりでしょうか。
(あ、そうそう。大晦日に年賀状頑張って作成しました。遅いですね。すみません。)

今年は長男が小学校最終学年になり、次男が四年生、長女が新入学一年生!、三男が年少、次女が0歳ということで、また家の状況も一気に変化しそうです。

地域の事を見てみますと、田舎は大変な担い手不足です。
耕作放棄地は急増、獣害も大変な勢いで増えてます。
農業は何もないところから何かを生み出す作業です。経済の始まりの営み(?)です。(それは昔の話かもですが、ゼロからイチを生み出す数少ない大事な産業の一つだと思っています。)

昔は米でモノとモノを交換していたぐらいです。米の生産、消費が少なくなればなるほど、地域の収入は減っていきます。作業は機械化が進み、田んぼに人間は必要ありません。コンバインが増えれば増えるほど、人間の仕事は減っていきます。その分街に人間は移動し、田舎には高齢者が増え、介護する若い人はそれほど残っていません。

もっというと、病院はなくなり、子を産む産院は遠く、学校は統廃合、さらに人手がいないので自動運転の農業機械やドローンだけが田舎を耕している。空家や墓は森に帰り、獣がさらに村を闊歩し、手入れがされない林は災害の温床に。その地域のアイデンティティである祭り事、神事はなくなり、その土地の個性的な作物も消え、その土地に住む意味はなんだったっけ?


それでいいんでしょうか。


ネガティブな事ばかり書きましたが、実際、この先”地域”は最適化しなければ維持できないのかもしれません。将来的には大きく地域は変わっていくのかもしれませんね。

僕たちには
それでも、、、
それでもって言ってやっていく事しかできません。
今年できる事、そんなに多くはありません。


近所の人からは「インターネットで儲かってるんでしょ。」って言われますが、そんなわけありません。こんなブログ書いてても、なんかが売れているわけではないかと。。。
鍬一本から農業を初めて、これまで一歩一歩やってきました。
今の田んぼを維持するだけでもかなりいっぱいいっぱいです。それこそコンバインが必要に笑。
米もなかなか売れません泣

世界や日本の経済状況は今年どうなるかわかりません。ビットコイン買っておけばよかったとか、売っておけばよかったとか、新しい戦争が起きてしまったりとか。

とにかく僕たちが、この地域や自然環境のためにできる事、2018年はとにかく考えていきたいと思います。
この土地で僕たちにしかできない事、カエルを大事にいきていく事、もっともっと考えていきたいと思います。僕たちと何か一緒にやっていきたいという方がいらっしゃったら声をかけて欲しいです。
いろいろな事考えすぎてしまいました。新年いきなり重い内容ですみません!!



とにかく2月には「種市」が東京であります。
種市で何ができるか、まずはチャレンジです!!


何はともあれどうぞ本年もよろしくお願いいたします!!

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怒涛のイベント週間!!2016 [伝える]

やっと更新ができます。

2016年11月19日から27日まで「オーガニックフェスタ鹿児島」を皮切りに「マルクト」、「球磨オーガニックフェスティバル」、「ハナマルシェ」、「命のまつり」とたくさんのイベントに出店させていただきました。
ご来場してくださった皆様、イベントスタッフの皆様、ありがとうございました。


ではでは、オーガニックフェスタ鹿児島から振り返っていきたいと思います。
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私たちが初めて出店したイベントがこのオーガニックフェスタ鹿児島でした。
今回で私達の出店は5回目。
イベントスタッフの方も出店者さんも知ってる顔が多くなってきて、なんだか勝手にホームに帰ってきた思いになります。そして、私たちにとっても特別な想いのあるイベントになってきました。
毎年、このイベントだけに来てくださるお客さんもいて、そんな方々のために出店したくなります。
今年はたくさんの方に浸水水害をご心配頂く声をかけていただきました。
本当に言葉に出来ないのですが、嬉しかったです。
言葉にすると本当、軽く見えてしまいますが感謝、感動でした。
来年はもっともっとパワーアップして出店したいと思っています。
来場してくださった皆様、スタッフの皆様、我が子を見てくださった方、声をかけられなかった方(たくさんいました・・・)本当にありがとうございました。



オーガニックフェスタ鹿児島の興奮冷めやらぬまま、出店したのが毎月鹿屋で開催されている「マルクト」です。
このイベント、いつもは毎月第四日曜日に開催されているのですが、今回は他のイベントと重なってしまったのもあり、11月23日(勤労感謝の日)の開催になりました。
イベントの秋ということもあり、みなさま足が軽いのかいつもよりたくさんの方が来場していたように思いました。
このイベントで嬉しいのはお客さんのリピーター率が多いということ。これは本当に嬉しい!!
私たちの商品を気にいっていただいて、毎回足を運んでくれる。こんな幸せなことはありません。
それとともに、私たちの田畑の生き物がたくさん生きていけるように頑張っていかなければと身が引き締まる思いになるイベントです。
次の開催日は12月25日(クリスマス)、ナイトマルクトといって16:00~21:00までの開催になります。
我が家ももち米でお餅もつきますよ!!みなさま、ぜひ遊びに来てくださいね。


お次は11月26,27日の二日間にわたって開催された「球磨オーガニックフェスティバル」です。
実は初めての熊本での出店でした。私たちは26日の1日だけ参加させていただきました。
ドキドキしながらの出店でしたが、種取り野菜に興味を持ってもらったり、発酵食品のディープな話に興味を持っていただいたり、とっても楽しかったです。
そして、すごかったのは埼玉県で有機農家をやっている、有機など目指している方なら知らない人はいない金子美登さんの講演を聴くことができました。出店しておきながら、この講演があるのは知らずかなりのサプライズでした。
この講演会で、主催者の方の熱意がズドーーーーンと伝わってきました。
また、出店できたら嬉しいな〜〜と思いながら帰りましたよ。ありがとうございました。


最後は11月27日の同日開催だった「ハナマルシェ」と「命のまつり」です。
実は二手に分かれて出店していました。

まずは「ハナマルシェ」。
このイベントはスタッフの方の大隅半島の美味しいもの、素敵なものに対する熱意が伝ってくるイベントで、いつも主催者の方々の気持ちに応えたいと思って出店させていただいてます。
でも、このイベントいつも雨なんです・・・。
今回も例のごとく雨。しかも、出店準備の時間は嵐のような雨と風。
出店者もイベントスタッフもみんなびっしょり。この時ばかりは関わった全員が帰りターーーーーーイと思ったのではないでしょうか。
私も一人での出店だったため、ダメだと思いましたがテント張りを手伝ってくださった方や、荷物運びを手伝ってくれ方のおかげでなんとか出店にこぎつけました。
そして、蓋を開けてみればたくさんの来場者の方々が。本当にあの嵐を乗り越えてよかったと思いました。来てくださったみなさま、本当に雨で寒い中、ありがとうございました。


そして、最後は同日開催だった「命のまつり」。
こちらも本当に雨が多いイベントで、今年もやっぱり雨でした。
雨でビビってしまい、商品を限定して持っていったところお客様の期待に応えられず、反省反省の出店となりました。
やっぱりYamada野菜はいつでも全力でなければいけません。本当に反省。
来年はしっかり準備していきます。
こちらも、お足元の悪いなか遊びに来てくださってありがとうございました。



今年のイベントは9月の台風16号の浸水被害にあい、出店できるかどうか不安でもあり目標でもありました。そして、こうやって無事に出店できたのはたくさんの方の支援があったからだと思っております。
本当にありがとうございました。

今回の水害、なくなってしまったものがたくさんありました。
辛い、悲しい思いをたくさんしました。正直まだ辛い思いや現実が残っているのも確かです。
でも、私たちにとっての財産も見つけることができました。家族や子どもたちの命はもちろんですが、今までも大事に思っていたけどこんなに目の当たりはしたことのなかった、人とのつながりです。

直接、遠く、近くから来てくれた方や、子どもを預かってくれた方、ご飯を持ってきてくれた方、お金を支援してくれた方、声をかけてくださった方、気を使って声をかけず私たちのことを想っていてくれた方、他にもたくさんの方に支えられてのイベント出店だと思っています。
本当にありがとうございました。
このことは私たちのこれからを確実に支えてくれるものとなると確信しています。
これからも、自分たちのスタイルを変えることなく、良いと思ったものに向かっていこうと思います。

どこから見ても、未熟な私達ですが今後ともよろしくお願いいたします。



最後に宣伝です・・。
イベント出店は実はまだ続きます。
12月11日(日)に湧水町で開催される「そばまつり」に参加させていただきます。
お蕎麦がたくさん食べられるようで今から楽しみなんです。
私たちはお餅などを持っていきますよ。お楽しみに。

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それでは、またどこかで会いましょう。読んでいただいてありがとうございました。


かえるすたいるYamada野菜  山田裕美子

かえるすたいるの変えるスタイル | 山田一生 | TEDxKagoshimaUniversity [伝える]

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かえるすたいるの変えるスタイル | 山田一生 | TEDxKagoshimaUniversity
動画が配信されたようなので、ここに貼付けておきます。

https://www.youtube.com/watch?v=2MZyXg785AU

良かったら見てみてください。とっても練習したので、改めて見てみると泣けてきます。
あーでもなんか、もっと面白いことできたんじゃないだろうか?

モンモン

でも、これ何回も見てもっとシンプルに自分のすべて、なにもかも伝えられるように自分を高めていこう。あ、動画再生中になにやら子供がぐずっている声がしますが、うちの娘です。はぁ。。。
さーて、次はどんな面白いことやろうか!!

This talk was given at a local TEDx event, produced independently of the TED Conferences. 「かえるすたいる」とは農業やその暮らしを通して地域、世の中を変えていくスタイルの­実践のこと。本当に価値のあるものとは何か?その生き方が物語ってくれる。
“Kaeru Sutairu”(Fog Style), is the idea and practice of moving our world in a better direction, from a local agricultural stand point. What values most to us in today’s world? How can each of us make a positive contribution to our world?

山田一生 Yamada Issei--かえるすたいるYamada野菜つくりて
広島県に生まれ、東京の農業学校、自然環境系の専門学校を卒業後、環境教育施設のイン­タープリター、奄美大島でのマングースバスターズを経て垂水市へ移住する。自宅の納屋­で「Fish 京子ちゃん展 in Kagoshima」や「種の交換会」その他様々なワークショップを開催。農家民宿や­地域の生き物を守る活動も実施中。

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僕はぼくとつながりのある、人や地域やそこでの暮らしや環境を変えるスタイル「かえるすたいる」をこれからももっともっと深めていこうと思います。生き物を守り、楽しい生き方をつらぬく!そんな覚悟です。
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プレゼンの後は家族で登壇しました。
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トーク後、ロビーでお話
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みなさんはどう感じただろう?
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でも、本当にこんなすばらしい時間を過ごせたことに感謝です。
そして、このTEDx Kagoshima Universityを通した素敵な出会いの数々にも。
これからもっともっと素晴らしいアイデアを生み出していきたいと思います。
ありがとうございました!!

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