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まだ九州南部は梅雨明けてないのでしょうか [自然]

こんにちは

今日は梅雨明けたんじゃないかと言う天気。
もはや、いっそ、あの雨が憎らしいくらい晴れ晴れと。
思い出すと、あの時もそうだったなぁ。
それでも、九州南部は梅雨明けから取り残され、一人だけ蚊帳の外の西郷どん。


でも、いつもよりも爽やかな空気で、モワッとする感じではなく風もあるので、兼ねての梅雨明け一週目の地獄の暑さという感じではありません。
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そんな中一日畔の草刈り
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黒米もとっても元気そうです。
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さて、本日の本題。西日本豪雨災害についてです。

まずは、西日本豪雨災害で被災され、お亡くなりになった方のご冥福をお祈り申し上げます。
また、避難されている方々、お怪我されている方、住宅が全半壊されてらっしゃる方の、ゆっくりでいいので復旧を願っております。

そして、そして、うちの経験なんて全く当てはまらないかもしれない。屋根まで家が浸かってるんだもの。家の復旧とか泥出しどころの話じゃなくて、全て失うという方もいらっしゃるのかもしれません。
そうすると、多分「は?」ということもあるかもしれません。
でも、もしかするとちょっと似たような状況の方は、これからお手伝いにいく!という方には少しくらい参考になったらと思って書きます。


2年前の9月、鹿児島から宮崎、四国などを襲った台風16号をみなさま覚えている方が、どれほどいるでしょうか。
僕には忘れられません。2016年の台風16号ということで勝手に「1616台風災害」と名付けています。
その時の被害は今、みなさま(と言ってもこんなブログにたどり着ける状況ではないということも承知しています)が経験している災害からするとチンケなものかもしれません。
ですが、あの時のことが、何か参考になればと、改めて振り返って見ようと思ったのです。


ここにあの時とその後を書いたブログがまとまっています。
よかったらどうぞ
https://yamadayasaii.blog.so-net.ne.jp/archive/c2302283043-1

垂水市の出している被害報告です。
https://www.city.tarumizu.lg.jp/hisho/kurashi/bosai/bosai/taisaku/h28/h280918_taifu16higai.html

内閣府の報告書には鹿児島の床上浸水が以上に少ないけれどもどういうことでしょう。
避難勧告も出てないのに床上浸水の被害が大量に出ていたら何か都合が悪いのでしょうか。
http://www.bousai.go.jp/updates/h28typhoon16/pdf/h28typhoon16_04.pdf


当時、ここ垂水市では具体的な数字がわからないですが、確か全壊1戸、床上浸水など含む半壊はかなりの数に登っていました。(70くらい?多分)
降水量は時間雨量141mm(レーダー)が実感としては2時間くらい続いたんじゃないかという風に思っています。
河川が氾濫し市街地では冠水によって床上浸水した家屋もあったと記憶しています。
垂水市は32戸ほど床上浸水して道路が寸断したり、ライフラインが切れたり、橋が渡れなくなったりしていました。え、でも床上浸水もっと多くなかったかな。。。。


河川が氾濫したものの、避難勧告は出ておらず、もちろん避難指示もありません。
床上浸水はうちが床上33cm。
ひどいところは多分200cmほど。よく死者が出なかったと思います。
が、今回の豪雨災害では屋根に登ってようやく逃れている方が見えました。
そして、被害の件数と範囲は自分たちが経験したものに比べたら。。。



何が必要とかそういうのはすでに情報としてまとまっているので、あえてここには書きません。

[1]まずは行政が頼りになるかというと、多分ならないという前提で動くといいと思います。
垂水市は残念ながらあんまり頼りになりませんでした。
住宅を貸してくれたりなどありましたが、うちは借りませんでした。色々な支援情報を知りたいと言ってもないとのこと。だんだんと早く通常業務に戻りたいという気持ちをヒシヒシと。
「まだあんなところに住んでいるんですか」この言葉は忘れられない。
いやいや、今そんな負のエネルギーというか、誰かを疎んだりはいらないかもですね。すみません。
ただ、あの時の気持ちは今も自分のエネルギーになっています。


[2]報道されないというのもぶっちゃけ関係ないです。
垂水は報道のほの字もありませんでした。今回は特に甚大な被害が広域に出ています。被害件数が少なければテレビもまずは来ないでしょう。報道を待つより、行動した方がいいかもしれません。
報道されたらいい訳でもないですし。まずは復旧が早く進むことです。
とにかく今はどんな情報も飛ぶが如しです。
きっと助けはくると思います。


[3]クラウドファンディングで募金を募ってもいいけど、被災者本人が中心に動いては大変です。
垂水市は支援金の募集をしませんでした。
社協も募金を募らない。もちろん被災者生活支援金などは被害件数の関係で支援法に適合せず、赤十字からの物資や県からの物資、市からの気持ちばかりのお金と、大阪から募金が入りそれを分配してくださりました。
募金をしたくてもできないという声をたくさん聞きました。
うちも困窮している。
そこで、そういった声を受けて受け皿を作るという意味でもクラウドファンディングで募金を募りました。知人からの提案でした。
すみません、提案してくださったのに、これに僕たちは心身をすり減らしてしまったのです。
「忘れられた台風災害」https://readyfor.jp/projects/taifu16gou-tarumizu
いやいや、でも支援してくださった方たくさんいらっしゃいます。うちを含め被災家庭は本当に感謝してもしきれないくらいです。本当にありがとうございました。
これは募金ということで、お返しは感謝メールということでした。
レディーフォーにはもちろん手数料が支払われています。



[5]すぐそばには普通に暮らしている人がいる。
これは結構辛いです。
スーパーに行くと、普通に熊本地震の募金箱が置いてあるんです。(すぐそばに被災している我々がいるのに)そして、ちょっと車で行くと普通の日常が戻っている。
朝倉でもそんな状況を見ましたが、この感じはどんな災害でもあると思います。
「あそこの地区の人、大変だったわね」とスーパーで奥様方がお話をしています。

僕は、絶対に負けないと思いました。
災害前よりももっと成長して、あ、いかにもあの時災害に遭われた方ね。それじゃ仕方ないね。なんて思われないように強くなろうと思いました。



幸い、うちはたくさんの方のいろんな形での支援をいただいて、今も同じ場所に暮らしています。
農業も続けられています。


でもね、まだ続いているんですよ。
雨ふると思い出すし、もう絶対に同じことになりたくないと、常に恐れてしまいます。
家も嵩が上がってる訳ではないし、また同じように雨が降ったらたぶん・・・。


[6]
ボランティアさんのさばくり(段取り)
ボラセンが開設されて(1616台風時の垂水は5日後だったと思う)ボランティアさんがたくさん来られると思います。
うちにもたくさんきてくださいました。
友人、知人にはなんやかんや仕事を頼むのは簡単ですが、知らない人に頼むのは難しいかもしれません。というか、その作業を準備するのがもしかすると困難な場合もあるかもしれません。
みなさま能力の高い方が多いと思います。腹を割って色々相談されたらいいと思います。
でも、毎日たっくさんの人と接する中で、だんだんと人とのやりとりがしんどくなることもあると思います。
うちは、作業はボランティアさんに頼んであとは休んどきな、というアドバイスをもらったりしましたが、実際「人に頼んでゆっくり」というのはできませんでした。
うちの周辺ではボランティアさんの段取りをできなくて、ボランティアさんの行き場がなく、山田さんとこなら受け入れオッケーということで、うちに大量の人が入るということもありました。もう脳みそフル回転でした。多分午前だけで50人とかあったかも。
段取りをするボランティアさんが欲しいと思ったこともありますが、その人の段取りもやはり考えなきゃ行けません。
受け入れをする方もたまにはお休みをもらいましょう。
明日頑張って、今日はしっかり休む。そんな日も必要かもしれません。





とにかく、まだまだ色々あると思います。
嫌なこと、苦しいこと、辛いこと、あると思います。
それでもって、生きていくしかないのかもしれません。
うちは本当に一生分の感謝をたくさんの人にしました。
何年かけても返せないくらいと思っています。
人、こんな時こそ人の力すごいです。絶対。

まだ、ちょっと支援しに行けませんが、行きますので、米とかたくさん持って行きますので。
力になれるかわかりませんが、、

思っています。



そして、まだまだ台風シーズンです。
とにかく命です。
事前に避難しておくこと。
命よりも大事なモノってなんでしょう。
家族より大事なモノってなんでしょう。
馬鹿らしいからと、大したことないでしょと避難しないで、大事なものを失ってしまったらいかんです。
誰の身にも起こる。
どこででも起こりうる。


日本では昔から川の氾濫などの災害とともに、田んぼや文化や街が栄えて行きました。
大昔からこの災害と付き合ってきた私たちです。
遺伝子に組み込まれているのです。
僕たちはみんな知っている!助けあって、乗り越えてきたはずです。
そのスコップの一掻きが明日へ続いています。

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