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山田家は麦も育てています [田]

うちではお米を収穫した後の田んぼで麦も育てています。



鹿児島の人は麦が大好きです。
味噌は麦味噌(しかも麦麹の割合が半端ない)です。
昔はうちの地域もたくさんの冬の田んぼで麦を育てていたそうです。
それが今や麦秋の風景を垂水でみられるのはうちの田んぼくらい。
こんなに麦味噌大好きなのに、そのほとんどは熊本や佐賀や福岡の麦を使って味噌など作っているのです。(多分。スーパーには味噌作りコーナーみたいのがあったりするけど県内産の麦をみたことがない。)

麦、確かに梅雨入りが早かったり湿気の多いこの南九州で育てるのは、なかなかしんどいからだんだんと衰退していったのかなと推察します。昔はやっぱり食べ物大事だから頑張って麦まで育ててたんでしょうね。あとは早期米の拡大が麦衰退に一役買っているのかもしれません。田植えが4月だと間違いなく麦は無理ですもんね。

といっても、うちとしては麦はとっても栄養深くて、いろんな美味しいものに変身してくれるので、頑張って育てるだけのことはあると思います。麦ごはんうまいじゃないですか。

あと、うちの地域ではお米も田植えが6月中旬なんですよね。だから麦刈ってからちょっと余裕あるんで、たんぼで麦ができます。ラッキーです。
(余談ですが、そんなに遅く田植えでも10月には普通にお米収穫できます。寒い地域だと田植えが5月とかなんで、こちらは一ヶ月も遅いんですよね。つまり生育期間が一ヶ月短いということです。暖かい地域での日射量と植物の成長スピードにいつも目を見張ります。)


裸麦:イチバンボシ
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大麦:春雷
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小麦:垂水小麦(薄力っぽい)
   農林61号(中力)
   ミナミノカオリ(中強力)

昨年末、2017年の11月に娘が産まれた関係で、いつもは11月末に麦の種を蒔いてましたが今シーズンは12月中旬にずれ込みました。

それでもなんとか立派に育ってくれて、収穫までこぎつけました。

いいところもあれば、いまいちなところも。
いまいちなところは水はけがイマイチとか、米麦・米麦とちょっと連続して育てすぎたかなーというところという感じです。田んぼの場合、麦は隔年とかにした方がいいのかな。

ミナミノカオリは畑にやってて、畑にやってる麦は毎年いい感じにとれてます。

まずは12月入って、トラクターで耕しました。
稲藁が残ってるところは焼いたりして、でもなかなか湿って焼けなかったりとそんなことでも結構手間取ったり。
種まきは「種まきゴンベエ」を借りてきて、えっちらオッチラ歩いて蒔きました。多分5反以上。
普通はトラクターに播種機をつけて耕しながら種まきってのが一般的だと思いますが、ゴンベエさんに頑張ってもらいました。てか、昨シーズンまでは手で蒔いてたから、それから比べると大幅な近代化!!

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芽出ました!

芽でたら麦踏み。
家族総出です。
前までは凧揚げしながらやったりしたけど、今回は自転車に乗ってだーっと足で蹴って踏んでいきました。足で踏んでくよりはるかに早い!笑
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そんで、中耕して草をある程度抑えました。

収穫は5月入ってから。

大麦・裸麦はハザかけしました。
この時期は雨が多いので、隙間をみてさっと数日干してます。雨の前に脱穀します。
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もちろんそんな何日か干しただけじゃ干しきれないので、また晴れ間をみて地干しします。
敷物敷いて、袋から出して、また仕舞う。簡単そうですが、か・な・り時間がかかります。
1日でも干しきらないので、また晴れた日を狙って敷物敷いて。。。
また梅雨が明けたら再度干してとかやってるので、本当に大変です。乾燥機欲しくなりますね笑
でも、広げてたらお日様が乾かしてくれるので、最高のシステムでもあります。
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もう、竿は立ててらんないということで、小麦は立てかけて干しました。
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これでも結構干せる。
もう今後はこの干し方で行こうかとお思います。
当然これも脱穀後、地干しします。
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お母さん、お父さん、私もいるよ。もっと構って!泣
麦と共に成長中の娘も田んぼで畑で賑やかです。
おんぶで作業は結構キツイです!
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さーーー麦も終わったら、お米にどんどんシフトです。
あ!夏野菜たちも今年は頑張らなきゃ!!!
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