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ドネーション付き新米の取り組みの中間報告 [農作物売ります]

みなさまこんにちは

かえるすたいるYamada野菜の山田一生です。

前のお米の案内のブログの中にも最後の方に書いたのですが、今「種市」の協力のもと、『ドネーション付き新米』の取り組みをさせていただいています。
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https://www.facebook.com/taneichi.at.kichijoji/posts/1303830206314125


我が家が台風16号で被災したというのはこのブログでも書いてきていますが、その支援をしたいと言っていただいたのです。
いや、本当は支援という一言では言い表せないのです。
『ともに生きる』ということをみんなで考えていきたい。そのためにこの取り組みをさせてください。
そうやって言っていただいて、本当に涙が出ました。
ただのお客さまと生産者、流通という関係を超えて、みんなで支えあっていく共同体。


僕はもちろんみなさまにお米を買っていただかないと生きていけません。
みなさまは僕のお米がなくても生きていけます。他にもたくさんお米はありますから。

僕が廃業しても別にみなさまは困らないと思います。
あー鹿児島の一農家がなくなったんだなというくらいかなと。


みなさま田んぼに生きているカエルを最近どう見ているでしょうか。
今、生存する環境が変わって、地域的にはとっても少なくなっているカエルがいます。
うちの周りもニホンアマガエルという、きっと昔は普通にたくさんいたカエルがとても少なくなっています。
きっとこのカエルがこの土地にいなくなっても誰も気づかないでしょう。


ある土地の、細々と受け継がれているお野菜がひっそりと絶えてしまっても誰も気づかないかもしれません。



でもね、僕はそのカエルと生きていきたいし、そんなお野菜と生きていきたいのです。
「それでも」って言って生きていきたい。
台風が来て、昨年おお米や、電化製品、家財道具、農業機械のほとんど、車、そして普通の毎日の暮らしを失ってしまいました。
それでも、それでもみなさまにお米を届けたいと思って、家を直し、代車を借り、米を収穫しました。

と言っても、まだ家は直ってなくて、うち壁もなければ荷物も片付いてません。
そこは年内までに頑張ります。


今回の取り組みでは、壊れた農業機械の修復・購入を考えています。
具体的には田植え機、脱穀機の購入、管理機の修復です。


これまでに27人の方に124kgのお米、11万円のドネーションをいただいています。
本当にありがとうございます。



この台風被害をバネにして、さらにもっと高みを目指したいと思っています。
家もこれまで同様に修復するのではもったいないと思っていて、床も畳も取っ払って何もかんもゼロからという機会は滅多にありません。
これまでの懸念事項の押入れの湿気を解消するために押入れの位置を変えたり、土間をコンクリート敷きにしたり、納屋も使いやすくしたり。

農家としても、きっと来年はもっともっと田んぼも増えると思います。
今回の台風でもうやめるといった農家さんも多いからです。
地域の担い手として、そういうことも見越して機械を修復したり、購入したりしなければいけないと思います。機械も技術も高めなければと考えています。
一旦ゼロになったのだから、これまでと同じ場所に戻ってたらダメだ、もっと少しでも高いところにジャンプアップしたい。


今回、たくさんの方に支援をいただいて、このギリギリな綱渡り経営を続けてはいけないのかもと感じています。それでは周りに困っている人がいても手を差し伸べる余裕もない。
友達で、知り合いで、お客様で困っている人がいたら手を差し伸べられる人になりたい。


ともに生きる共同体として僕ができることをやれるように頑張ります。




WarmerWarmerさんの投稿も良かったら見ていただけたらと思います。
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