Yamada野菜6年目のお米づくりー2016年ー [田]
今年で6回目のお米づくりでした!!
まだまだ新米農家ですね。
頑張ります!続けます!届けます!
何十年選手になるまでまだまだ頑張りますよ!!
さて、今年のお米づくりなんですが、
失敗の連続すぎて笑えてきます。
が、その前にまずはこの話です。
昨年の8月には台風15号というのが鹿児島にもきました。当時のブログでもこれまでで最恐の台風だったと綴ってありました。http://yamadayasaii.blog.so-net.ne.jp/2015-10-24
そして、今年はやっぱりこいつでしょう。そう、このブログでもなんども書いてきましたが「台風16号マラカス」です。マラカスってのは「強い」って意味だそうです。
いや、確かに強かった。
http://yamadayasaii.blog.so-net.ne.jp/2016-10-04
http://yamadayasaii.blog.so-net.ne.jp/2016-10-10
その時家は水没してしまい、実は今年前半の写真データが全てなくなってしまいました。なので、いつもはもっと写真が多いのですが、今年は少なめでも勘弁してください。
さてさて、それでは順を追ってお話しいたしまーす!
今年は田んぼの広さは1町3反に増えました。
なんとなく去年の倍ぐらいになったような感覚です。小さい田んぼがたっくさんなので、田んぼの枚数でいくと20枚を超えます。バカですね。
なので畦とかめちゃくちゃ多いです。
失敗の始まりは種まきの時から始まっています。
種まきが早すぎて焦って焦って田植えをしちゃいました。
今年は始めて田植え機で田植えをしたので、その技術も「やりながら覚える」だったので最初の方はダメダメ。
トラクターで耕すのも今年初めてだったので段取りがグダグダ。
とにかく種まくのから耕すのから田植えから全て失敗続き。
作業も後追いの連続。
最後の自然農の田んぼの田植えでは、延べ10日間も植えてました。過去最高に時間がかかってしまいました。あ、ここに綴ってますね。田植えの様子はこちら!
http://yamadayasaii.blog.so-net.ne.jp/2016-07-09
今年も田植え休みをもらって田植えの手伝いの子供達
もう文句も言わなくなりました笑
そして、夏の田んぼの様子もありました。こちらです。
http://yamadayasaii.blog.so-net.ne.jp/2016-08-29
田植えが終わったら、夏の鹿児島の風物詩「六月燈」のお祭りです。
子供達が作った灯篭に灯が入り神社が浮かび上がります。
いつも田植えが無事に終わったことを感謝します。
今年はこれまでになかった敵が出現しました。
今年から借りた田んぼから結構な雑草が生えてきたのです。
これまでは、ジャンボタニシ君がいるおかげでそんなに草取りも大変でなかったのですが、彼らが食べきれないくらいの草が、新しい田んぼにはいらっしゃったのです。
とってもとっても草草草草。
今年はオリンピックイヤーでしたが、まさにその期間僕たちも「草トリンピック」でした。
もはや日本代表になれるのではと思うぐらい。というかメダルももらっても良かったのではないかと思いました。でも、ラジオから流れる選手たちの頑張りを聞いて僕らも頑張りました。
愛ちゃんの「サァー!」に励まされました。
ここからはずーと草刈りの様子。
子供達さすがに夏休みの草取には文句ブーブーでした。
でも、川に連れてってあげるよというと素直にお手伝いです。かわいいです。
この川の上流にはとっても素敵な場所、自然が残っています。この川があるから美味しいお米が採れるんだねって気付かされます。
今年は天然うなぎもとって食べました。ちっちゃい
さーてそろそろ収穫だというときにササニシキ、もち米はスズメの襲来にあい、収量は半減してしまいました。あいつらどうしようもありません。
来年はバードガード(http://birdgard.a-alt.com/product.htm)買うかもしれません。
このあたりまではうまく育っていた、もち米。こっからスズメの餌食になります。うぅ泣
さーいよいよ稲刈りだ^ー!みんな頑張るゾーーーー!
稲刈りの様子、埋まってしまった田んぼの様子こちらからも見られます。
http://yamadayasaii.blog.so-net.ne.jp/2016-10-21
ということでせっかく頑張って10日間かけて植えた古代米は一粒も収穫することなく、土砂に埋もれてしまいました。今年の販売はできなさそうです。楽しみにしてくださっていた方には申し訳ありません。
そのほかヒノヒカリも土砂に埋まってしまった量は、収量にして300kg以上になりそうです。
無事に脱穀も終わり
7月から
10月となり、いつの間にか息子も成長しておりました。
いや、でもホントよく稲刈りできたと思います。車もなくなって原チャで米を干すための竿を運んだり、なんとか車を借りたりして。。。
機械もいろいろお借りして、たくさんの人に手伝ってもらってようやく今年は稲刈りが出来ました。
いつもよりもたくさんの人の思いが詰まったお米になった気がします。
そうして、
一年の田んぼ仕事を締めくくる「豊年祭」こちらでは『ホゼ』と呼んでいますが、これがしめやかに執り行われました。毎年文化の日と決まっています。子供神輿も地域中を回ってみんなで豊作をお祝いします。
この日は、僕も一年間田んぼ作業を無事に出来て、お米も収穫できて、この地域の自然に感謝しています。
田んぼに神様を案内して、神事。土地柄天狗もいらっしゃいます。毎年抜けるような青い空でこの神事を執り行っていますね!本当に清々しいです。
僕も廻しを締めて赤ちゃんの健康を祈る初土俵入りの力士を務めさせていただきました。
そして、新米に感謝して
みんなでいただきまーす!今年は「新米の会」を開かせていただきました。
ただただうちの新米をみなさんに食べていただきたいという気持ちから開いています!
本当にありがたい時間だったな!
こういう嬉しいことがあるから、また来年もきっと田んぼができるんだな。
生き物がたくさん、人間もたくさん集まるような田んぼをこれからも作っていきたいと思います!
最後に、今年は我が家が被災し、農機具もほとんどが動かなくなりました。
この災害から立ち上がるために、いつも参加させていただいているイベント「種市」の高橋さん奥津さんから、「ともに生きていきたい」と声をかけていただき、支援米の案内を出していただきました。
支援を自らお願いするのもどうかなって思いますが、お客さんも生産者も越えた、ともに生きて行く関係をみなさんとつくっていきたいんです。
僕たちは「また、来年もお米をつくりたい。」「また、来年も皆さんにお米を届けたい」と思っています。
もし少しでも応援してくださったら本当にありがたいです。
そのお金で機械を修理もしくは購入できたらと思っています。
https://www.facebook.com/taneichi.at.kichijoji/posts/1303830206314125
来年もその先も農業をしていく。この土地で生きていく。 「それでも!」って言って頑張っていきたいと思います。
2016-11-11 11:27
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